「Magic Visualizer」は「色調補正・カラーグレーディング」を主題におき、
イラスト×映像×3DCGといったグラフィック分野のクリエイター陣それぞれが持っている、
世界観を作り出す技術や考え方を一種の「魔法」に例えた技術解説誌です。
『もっと魅力的な世界を作り出したい!』
そんな一歩を後押しできる一冊になっていれば幸いです。
After Effectsプラグイン「Magic Bullet Looks」最新バージョン4までの機能・全フィルター効果を解説。
プリセット構成を解析して標準機能で再現を試みる「リバースプリセット」ではフィルターそれぞれが持つ意図や効果を段階的に解説しました。
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『カラーグレーディングとは?』
本誌の根本的な主題に対して意外と見落としがちな基礎的な部分からアプローチ。Lumetriカラーエフェクトを通じて、それぞれのプロパティの意味合いや効果を知っていきます。
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コンセプトを伝えることのできる画面作りは制作の上で非常に重要なファクターとなり得ます。
『2.5D Motion ID -2014 Winter-』『KESHIKI』
これらの方向性が全く異なる二つの映像作品を通じて、ルックの組み立て方をお伝えします。
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3DCGはそのままでも綺麗ですが、ちょっとした部分に注目して手を加えることでより良くなっていきます。
アルバム「GRIMGROOVE」のジャケット制作メイキングを通じて、自分がどのような考えのもとで加工をしていったかを解説します。
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イラスト分野で「カラーグレーディング」という言葉を聞くことは稀ですが、仕上げの色調補正と聞けばピンとくるのではないでしょうか。
ここでは色彩設計から完成に至るまでの『色』に着目し、After Effectsを通じて行うイラストカラーグレーディングの一例をお見せします。
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3DCGにおける色調補正は写真へのアプローチと似たような部分があります。
今回はCD/アートワーク集「The Seventh Seal」からライカIIIfというヴィンテージカメラのフォトリアルCGを一例に普段自分がフォトリアルCGを作成する際にどのような部分に気を付けて補正を行っているかご紹介します。
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朝倉涼さんとの表紙コラボレーションから生まれたキャラクターイラスト、こちらをまた別の視点で一つのイラストに仕上げました。
同じキャラクターイラストから派生した二つの作品について、それぞれのアプローチの違いを楽しんでいただければ嬉しいです。
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皆さんは画を作るときにどのような事を考えるでしょうか。様々な答えがあると思いますが、いずれも間違いではないと思います。
コンセプトから仕上げの工程に至るまでの間、私が持っていた画作りについての考え方をアルバム『The Pian0』のジャケット制作を一つの例にとって紹介できればと思います。
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VOCALOIDプロデューサーtilt-six氏のMV「夜明け前のレゾナンス」は今まで制作した作品の中でも特に色調に気を使った作品でした。
今回はこのMVから個人的に気に入ってるカットを例に、どのようにしてこの世界観を組み立てて演出していったかを説明していきます。
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紅緒さんのイラストと3DCGによるグラフィックを作成し、本誌の表紙を作成させていただきました。
この本の顔となるメインビジュアルを制作するにあたって自分がどのような手順を踏み、どういった意味を込めて調整を行ったのか。
メイキングを通じて是非知っていただければと思います。
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