Creative Cloudの規約変更により、最新2バージョンしか扱えなくなるらしいAfter Effects。

一番の安定バージョンとされるCC2014をずっと使っていたのですが、さすがに古くなってきて挙動がおかしい部分もあり、丁度最新のCC2019に乗り換えようとしていた矢先のことでしたね…。

 

それはさておき、その作業を行なっている際にぶつかったのがタイトルの件。

まずは結論から言うと、

../Support Files/Plug-ins/ 配下にある『Cinema4DAE.aex』を削除

を行なうことで正常に読み込めるようになりました。

大前提として、『C4DImporter.aex』の設置は終えているものとします。置いてない場合はそれが原因です。

以下、それにたどり着くまでの過程の話です。


CC2019はもしかしたら急になったのかも知れないのですが、前述の数年使用しているCC2014では既に*.aecが読み込めない状態でずっと使っていました。

改めて*.aecファイルが何かというと、Cinema 4Dでレンダリングした際に出力することができるデータで、外部ソフトウェア(今回はAfter Effects)で読み込んで使用する際にレンダリングしたデータを一括で読み込んだり、カメラやライト情報などを一緒に読み込んでくれるコンポジットにはなくてはならないファイルです。

今まではどうしていたかというと、CC2014では読み込めないのですがCC2015.3では読み込めたので、そちらで読み込みだけしたAEPをCC2014でインポートして使用していました。とても面倒くさいです。

 

話を戻しまして、ある時CC2019で*.aecを読み込もうとしたら上手く処理できなくなっていました。

色々試行錯誤をしたものの上手くいかず、併せて立ち上げの際にエラーダイアログも出るようになったので、メッセージの内容から海外のコミュニティのやり取りにたどり着き、『プラグインが古いのでは?』という話に到達。

https://forums.adobe.com/thread/1246145

 

どうやら過去に*.aecファイルを読み込むだめのプラグインのバージョンが古くて読み込めない時期があった様子。

事象として読み込めないというのはもちろん、古いと立ち上げ時にエラーが出てしまうとかそういう記事。

それかも知れないと思い掘ってみたところ、確かに該当するものにはたどり着いたのですが、C4D R17以前頃の話のようで、今回は該当しないようでした(R20を使っていました)

そこから連想し、『他のプラグインとの相性が悪いのでは?』という考えに至りました。

確かに、CC2019に移行するためにCC2014で使用していたプラグインをごっそり移行しており、特に自分の場合は記事を書く都合上、人より多く色々なプラグインを入れている自覚があるので、そのせいかと思い色々と出し入れをしました。

結果、特に変化は起きずぐぬぬとしながら更に検索を進めたところこちらのツイートに到達。

 

CC2019のプラグインを確認したところ該当プラグインを発見し、これだー!!!とひとまず削除。

立ち上げ直したところ起動時のエラーも無くなり、無事に*.aecが読めるようになりました。


アップデート時に入ったのか、自分でコピーしたのか(多分そう)分からないのですが、いつの間にか迷い込んでいたこれが原因だったので、あながち古いプラグインのせいだとアテをつけていたのは間違っていなかったようでした。

これでCC2019問題が解決した上に、数年悩んでいたCC2014でも読み込めない問題が同じ方法で解決しました。

AEでエラーダイアログが出ることに慣れ過ぎてしまい、見て見ぬふりをしていたツケだったのですが、思わぬタイミングで解決しました。

CC2019に乗り換えたい理由が少し減ったのですが、とはいえ他にも重大な問題(CC2014でレンダリングができないとか、レンダリングできてもOSを巻き込んでフォント表示がバグるとか)があるので、順次CC2019に移行したいと思います。